レンタルスペース39. レンタルオフィス39.はどのようにして生まれたのか?
その歴史についてご説明します(笑)
《外観のリフォーム概要》
屋根はカラーベスト葺き、破風は木製塗装仕上げ雨漏りしそうなほど老朽化が。築約40年…
外壁はALSパネル50㎜塗装仕上げこれは一般的ですが、接合部にクラックが目立つ。
庇、看板などの鉄部は塗装は末期で、錆による穴あきも発生。
駐車場部分の陥没、クラックによる下層への雨漏りもひどい状態。
駐車場テラスに使用しているデッキは、踏み抜きが起こる状態。
上記を一新すべく外装リフォーム工事を実施。
《外装リフォーム工事の完成》
屋根は板金を重ねる方法、横平葺き。破風も補強しながら板金でお化粧を。
太陽光発電システムは京セラ関電エナジーさんに屋根を貸し発電するということで¥0-にて。
外壁塗装工事は「倉」をイメージしてツートンカラーにて。
鉄部は看板撤去、補修を実施してアクセントカラー:レッドにて全体の引き締めと近未来感を。
1階と2階の使い勝手を分断すべく、2階は2階のアプローチ階段を新設。
駐車場の陥没部は重ねて舗装を打設してスムーズな乗り入れを。
下階への雨漏り補修として、クラック部Vカットの後変成シリコーンにて充填。
若干の雨漏りは在れど大幅に改善された。
建物すべての構造が、鉄骨造であるが故、躯体のダメージはあるが一度に倒壊することはない。
築年数40年を超え、漏水等の補修、メンテナンスを行うことで建物の寿命を延ばすことに成功。
コンクリートの対応年数からすると、スロープ、駐車場デッキの傷みが心配ではあるが、これも
鉄骨造、RC造の倒壊は緩やかなため、重大損壊にはまだまだ延命が可能である。
建物と永く付き合うこと。雨風しのぎ、必ず来る老朽化をどれだけ先送りできるか。
人間生命、体と同じように、メンテナンスが重要であることを再確認。
見栄えもガラリと変わり、新たな命を吹き込めること。建築士として胸を張れる。
《1階内装リフォーム概要》
壁・天井:プラスターボードクロス張は経年劣化。
床:Pタイル張クラックも目立つ
蛍光灯、エアコン等も長年のお務めを果たしている。
入口のガラスサッシ、外窓サッシはまだ使えるが、断熱性能を上げてあげないと…
《1階内装リフォームの完成》
玄関から風除室※冷暖房の空気の移動を阻害する部屋を新設
断熱サッシ※2重サッシを採用。防音断熱効果を期待。壁天井のクロス張替実施。
床はPタイル撤去の上、耐摩耗性に優れた長尺塩ビシートを採用。
エアコンは動力式のエコエアコン。照明器具は天井面から突出しないようダウンライトに。
抜ける壁は抜き、異なる用途の2階との空間的分断を図る壁を新設。独立広々スペースに一新。
もともとあった場所に給排水配管工事。鈍器配線を実施。
広々空間を演出すべくカウンター壁に作り替え。火を使うコンロ部分はガラスに。
お料理教室に利用していただくために透明ガラスを採用しています。
カラフル和紙琉球畳の小上がりゾーンを新設。
用途分けのため階段室への入り口を封鎖。
風除室により玄関ドアの開閉で冷暖された空気が逃げるのを緩和します。
《2階内装リフォーム概要》
約100㎡の一般住宅使用。洗面脱衣室、キッチン、ユニットバスなど個別に配置。
和室(床の間付)8畳、洋室2間、ダイニング、倉庫物置スペース約30㎡と、まだ住める状態。
天井高が、屋根形状通りの傾斜天井になっている。
屋根部分の断熱材、物置部分の床断熱がなく、外気の影響を直接受ける構造。
《2階内装リフォームの完成》
個室になっていた部分は全解体。間仕切り壁はすべて撤去。天井部分も断熱充填のため撤去。
物置部分は床:スタイロフォーム、勾配天井部分はグラスウールを充填で断熱性能を上げる。
床組は既設利用、壁部分はプラスターボード貼の上クロス仕上げ。
構造用の鉄骨は天井高を稼ぐために露出、塗装することでアクセントに。
天井を支える柱一本のみ残す。
床材は、サンプル展示のため1坪分づつ千鳥に色違いで配置。全20種の床施工を実施。
各ブースの間仕切りは、扉設置用の柱を取り付けて、パーテーションにて施工。
各ブースにインターネット有線使用できるように配線を施した。